2007/12/06

自分の人生を誰かのせいにするな

  心の三角形「自分の人生を誰かのせいにするな」


好きな歌によく「自分の人生を誰かのせいにするな」っていう歌詞があって、
最近までは正直、どんな意味なのかあまりピンときていなかった。

自分の人生を誰かのせいにするって、、、どういうこと?

でも最近、突然目の前の霧が晴れるようにこの言葉の意味が鮮明に頭の中に浮かんできた。

私は自立してから、特に親が別れたことで生じる不利益を被っていると感じるようになっていた(親が別れたのは私のせいじゃないのだが)。

嫌な思いをしたってだけではなく、現実としてバラバラになった両親の面倒を今後どうやってみていけばいいのか?とか…、どっちかが倒れたときに私一人で面倒を見きれるのか?とか…、祖父母が死んだら親父の生活面の面倒はやっぱり私1人で解決しなくちゃいけないのかな…とか、考えれば考えるほど未来への希望がなくなっていく感じだった。

「借金の自己破産のように…、人生も自己破産できたらいいのに。背負いきれない責任は一度全部チャラにできたらいいのに…。私が作った借金じゃないんだから」

そんな事を一瞬でも思ったことがあった。

自分がやりたいことが出来ないのは○○のせい。

○○のために自分の人生はうまくいかない。

こんな風に考えるのは簡単。そして一番楽な逃げ方。

「私が恋愛に対して潔癖になってしまったのは親の不倫のせいだし、昔の辛い記憶に怯えて家庭に無理な要求をしてしまうのも昔1人でほっとかれたトラウマのせいだ」

そうだ、私は悪くない。私はずっと自分の家庭を修復しようと頑張っていた。私はずっとお母さんとお父さんが仲良く家に戻ってくるのを待っていたんだから。。


でも、


幸せになれないのは本当に他人のせいなんだろうか。


中学生の頃に「人と比べて感じる幸せなんて脆いものだ、だから私は自分だけの自分のための幸せをつくる」と決めた。

でもそれが上手くいかないからって他人のせいにし続けて、…何かが進展するのか?

幸せかどうかは自分で決めるものだと今でも思っている。そして幸せは自分でつくれるものだと。

“自分の人生を誰かのせいにし続ける限り、自分のための幸せなんて一生手に入らない”、そう気づいた。

恋愛や勉強、仕事がうまくいかないことなんて普通なのだ。
確かに親が別れたのは私のせいではなかったかもしれないけど、それを言い訳にしてできないと思ってしまったら本当にそこで終わってしまう。

幸せになれないのは誰のせいでもない、それを他人のせいにしている“自分”のせいだった。


「自分の人生を誰かのせいにするな」

今はこの言葉の言わんとすることが痛いほどよくわかる。


私と同じ立場の子供たちにも、伝わればいいな。

「自分の人生を誰かのせいにするな、もっと強く、もっと賢く生きろ!」